脳卒中は、脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血の3つに分類されます。
脳梗塞:
脳の血管が詰まったり、細くなって血流が悪くなり、脳細胞が死んだ状態。
脳出血:
多くは動脈硬化が原因となり脳の脆い血管から出血。
クモ膜下出血:
脳血管に発生した瘤(コブ)=脳動脈瘤が破裂し出血。
脳梗塞、脳出血は、さらにその起こる原因により細かく分類されます。
脳卒中は日本での三大疾患の一つではありますが、その死亡数は年々減る傾向を示しています。しかしそれは主に脳出血による死亡が減っているためで、脳梗塞やクモ膜下出血による死亡はあまり減っていません。
むしろ死亡率が下がっているわりには発症率が下がっていないので、実際に病院にかかっている患者様の数は増えています。
脳卒中は、寝たきりとなる一番の原因です。また、高齢になるほど、日常生活を自立出来るまでに復帰する可能性は低くなり、何らかの介助を要す後遺症を残す可能性が高くなります。