静岡市の脳神経外科 脳卒中予防、脳ドック、MRI検査、CT検査なら脳神経外科専門医のいる水谷脳神経外科クリニックへ

静岡県静岡市駿河区馬渕4-11-9
   054-202-7778

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そ の 他
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診 療 概 要

医院名
水谷脳神経外科
クリニック
診療科目
脳神経外科
リハビリテーション科
内科
医 師
水谷暢秀
(みずたにのぶひで)
専門医
脳神経外科専門医
脳卒中専門医
頭痛専門医
住 所
静岡市駿河区馬渕
4-11-9
電話 054-202-7778



脳梗塞

脳梗塞とは

脳梗塞とは、脳を栄養する動脈が何らかの原因で狭窄や閉塞を起こすことで、その動脈の支配する領域の脳組織に十分な酸素・栄養が行かなくなり、脳が機能障害や壊死に陥った状態をいいます。

脳梗塞の種類

脳梗塞は、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、心原性塞栓症の3つの型に分類されますが、頻度はほぼ3つとも同程度となっています。



【アテローム血栓性脳梗塞】
脳や頸部(けいぶ)の比較的太い血管の動脈硬化が、加齢、高血圧、糖尿病、高脂血症などにより進行し、その部位で血管が詰まってしまったり、血流が悪くなったり、またはそこにできた血栓がはがれて流れていき、さらに先端の脳の血管の一部に詰まってしまう状態です。



【ラクナ梗塞】
主に加齢や高血圧などが原因で、脳の深部にある直径が0.2mm以下の細い血管が詰まり、その結果直径が15mm以下の小さな脳梗塞ができた状態です。



【心原性脳塞栓症】
不整脈や心臓弁膜症、心筋梗塞後などのために心臓のなかに血栓ができて、それが脳に流れてきて詰まった状態です。


脳梗塞の症状

脳梗塞の典型的な症状には、意識障害、片麻痺(片方の手足の麻痺。時には片側の手あるいは足だけ動かなくなる単麻痺もある。)、片側の手足や顔面の感覚障害、言語障害、失語症(考えても言葉が出てこなかったり、相手のいうことが聞こえても理解できない状態)などがあります。
ほかにも同名性半盲(両眼とも視野の半分だけが見えなくなる状態)、複視(物が二重に見える)、ふらつき、嚥下障害などだけのこともあります。

脳梗塞の治療

治療法も進歩して、詰まってしまった塞栓(そくせん)を溶かしたり、また梗塞の中心部や周辺部に生じるフリーラジカルという有害物質を除去する薬も開発されています。
また脳梗塞の中心部は、血管が完全に詰まるとその先は1時間くらいで梗塞になってしまいますが、その周囲の部分(ペナンブラと呼ぶ)は1~数時間はまだ生きていて、早めに適切な治療が行われれば機能を回復することも可能です。しかし治療開始が遅れると周囲の組織も徐々に壊死に陥り、1本の血管が詰まっただけなのに時間とともに梗塞は少しずつ大きくなっていきます。
また、詰まった塞栓を溶かすといっても、詰まってすぐならよいのですが、3~4時間以上たってしまうと、詰まった塞栓をせっかく溶かしても、壊死に陥った組織(梗塞になった部分)に大量の血液が入り込むので、部分的に出血を起こして出血性梗塞になることもあるのです。
ですから脳梗塞ではなるべく早く、できれば発症して3時間以内に治療が開始できるよう、すぐに専門医のいる病院に患者様を運んでください。

発症したばかりの脳梗塞の治療は、内科的な薬物療法が主体になります。脳外科の手術が有効なのは、小脳という部分の大きな梗塞や、大脳全体が梗塞のためぱんぱんにふくれ上がって、生命の危険がある時だけです。
治療薬には脳のむくみをとる薬(抗脳浮腫薬)、血栓溶解薬、抗血小板薬(血液をサラサラにし、再発を防ぐ薬)、脳保護薬(フリーラジカルなどの有害物質を除去する薬)などがあります。
今は、、脳梗塞発作そのもので亡くなる人は10%以下になりました。中にはほぼ完全に社会復帰出来る方もいますが、残りの人は残念ながら寝たきりになったり車椅子の生活を余儀なくされたり、何らかの後遺症で悩むことになります。

脳梗塞の予後

亡くならなくとも、発症後1年以内に10人に1人弱の人が再発を起こしています。再発すると後遺症をもっと強く残したり、寝たきり、認知症などの原因にもなります。
再発の予防には危険因子をあらためて十分治療することと、抗血小板薬を毎日服用することが基本になります。なお、心原性脳塞栓症の再発予防には、抗凝固薬(ワーファリン)の服用が必要です。

脳梗塞の予防

脳梗塞が起きやすいのは高齢者です。危険因子である高血圧、糖尿病、脂質異常症、心臓病、ストレス、喫煙、大量飲酒、脱水、肥満などは、いずれもいわゆる生活習慣に関係したものです。
脳梗塞の予防はまず生活習慣を正し、かかりつけ医の指導に従って、治療すべき生活習慣病を早めに治すように努力することが必要です。


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